15年ほど前に作ったフレーム。
階段の小さな踊り場が定位置です。
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昔、好きなアンティークの家具屋さんを見ていると
とってもいい感じに色褪せた
クロスステッチのサンプラーの
フレームをよく見かけました。
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すごく素敵だな、
と思って値段をみると驚くほど高額で。
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それはそうですよね、
クロスステッチは本当に根気のいる作業だし
さらにそれが
何十年もの時を超えて国を超えて
そこに存在しているのですから。
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と、いうことで
自分で刺せばいいじゃない、
と思って作った想い出の品なのです。
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アンティークのような雰囲気の漂う
図案が載った本をさがし、
糸の色もちょっとくすんだ感じになるように選び、
25番糸ではなく5番糸を使って。
もちろん生地選びも吟味しました。
まだ若かったし、
なかなか根気も続かずに
放置していた期間もあったのですが、
仕事の時、宿泊先のホテルへも持参したりして
ようやく仕上がりました。
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でも、
ここがゴールではないのです。
大切なのはフレーム。
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特にアンティークのような雰囲気にするには
フレームが大切だと、
強く思っていたので。
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色々と歩いて見てまわって
当時ご近所だった
三宿のTHE GLOBEという
アンティークショップで
アンティーク風なフレームでオーダーして
仕上げてもらいました。
布はあまりピンと張れていませんが
全体の雰囲気は
とっても気に入りました。
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その後、何度も転居しましたが
そのたびに大切な場所へ
飾っています。
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これもいつの日か
本当にアンティークになる日がくるのかなと考えると
なんだかとっても楽しみです。
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